こういったこと考えたことはありませんか。「iPhoneでなぜApple Pencilが使えないのかな。便利だと思うんだけどなぁ。」
実は、「iPhoneのペン」に関しては様々な歴史があり、iPadでApple Pencilが使えるようになったのも、かなり衝撃的な出来事だったということを紹介します。
iPhoneが登場したのは2007年。当時、CEOであったスティーブ・ジョブズ氏(以下、ジョブズとして、敬称は略す。)は、講演会を開き、電話の再発明をしたと述べた。
iPhoneの歴史がスタートした瞬間だ。当時、主力製品であったiPodが使えるiPhoneは、瞬く間にAppleの人気商品になったのだ。
そして、iPhoneが発表された講演会の中で、注目された発言がある。
Who wants a stylus?(誰かペンなんか必要なんだ?)
そう、ジョブズが目指したのは、すぐに失くしそうなペンなんか要らない、ボタンなんかも要らない、手で簡単に操作出来るデバイスだったのだ。
10代くらいの子は、「え?それって普通じゃない?」と思うかもしれない。けれど、当時は、普通ではなかった。
ガラケーと呼ばれた、キーボードがある携帯電話が主であり、PEDというペンを使って字を書く(爪でも書けるけど…)ことが出来る商品はあったのだが、まさか指を使って感覚的に使える電話機の登場はあまりにも衝撃的だったのである。
「なんてったってキーボードがある面積は無駄だ。取り払えば、デバイス全面をディスプレイにすることが出来るじゃないか。」
普通の人では考えつかない常識を覆すこの発言は、世界中で電話革命をもたらすこととなった。ジョブズには、20年近く前からこのアイデアは頭の中にあったと思うと、かなり衝撃的である。
ジョブズは、2007年のiPhone発表後も、新製品というより、iPhoneの改良に試行錯誤したという方が正しいかもしれない。iPhoneは、誰にでも使いやすい電話機へとさらに進化を遂げた。
2011年8月。アップルは、「世界で最も価値のある企業」となった。ジョブズはAppleのCEOを引退した。
2011年10月5日。CEOを引退して間もないジョブズはすい臓ガンで、この世を去った。
iPhone発売から数年が経ち、2015年にAppleは新製品を発表した。
それは…Apple Pencilである。
もちろん、これは知っての通りではあるだろうが、iPhone向けでは無い。iPad Pro専用のモデルとして登場した。
しかし、「これは…」と、Apple信者は空いた口が塞がらなかったであろう、衝撃の出来事だった。
これに関しては、様々な議論もあり、擁護する人もいれば、怒っている人もいるという感じであったが、2021年では、Apple Pencilについて文句を言う人はほとんどいなくなった…ではなかろうか。
それはAppleがiPadを電話機としてではなく、新しいパソコンとして認めたということ。iPadは、iOSではなくなり、iPad OSへと進化した。つまりそれは、iPadはiPhoneとは違った形で進化させるという意思表示かもしれない。
また、それをユーザーもそれを受け入れたということではないかと考える。
やはり、iPadには無い、iPhoneの魅力は「これ一台で済む」ということ。だからiPhoneにはペンは必要ない。
というわけで、長かったですが、読んでくれましたでしょうか?笑。
まぁ、個人的な考えとして、Apple Pencilはありだなと思いますけどね。
ということで、ここまでiPhoneの歴史からApple Pencilについて説明しました。結論として、iPhoneに Apple Pencilが発売される可能性はほぼ無いと思います。